箪笥の本のご紹介
桐といえば桐箪笥を連想される方も多いと思いますが、そもそも「箪笥」とは何でしょう。
そんな疑問に答えてくれる本が小泉和子著・法政大学出版局刊『ものと人間の文化史46 箪笥』です。
1982年に出版された古い本ですが、わが国における「箪笥」の文化的歴史が丹念な調査・分析のうえ、まとめられている1冊です。
1975年に著者が加茂市のたんす店(桐箪笥工場)で5日間にわたって“修行”した日記がイラスト付きで収録されていて、地元加茂の先人たちの当時の製造工程を知ることができます。